ここ3年くらいでしょうか?「ご当地 CRAFT COLA-クラフトコーラ-」が流行っています。 コーラ好きの私としては遅すぎかもしれませんが、クラフトコーラを作りましたのでご紹介します。 キャンプや自宅でコーラを作って飲むのは格別ですのでスパイスを揃えて作ってみましょう。 夏休みの自由研究などにもおすすめですよ。 コーラ好きの方は一度は作りたくなりますよね。 色んなレシピがネット上で出回っていますが、 どれが正解なのかわからないと思います。 今回の記事では、コーラマイスターの私が(※自称) バランスの良い市販のコカコーラを基準のレシピにして さ、さらに! 特色を出すためにどのような食材がおすすめか説明していきます。 それでは、クラフトコーラを楽しみましょう。
各種スパイスのフレーバーと特徴
レシピをご紹介する前に使用するスパイスの特徴を学びましょう。
特徴を知ることで作りたい味わいの方向性に近づきます。
スパイスはカレーやチャイなどにも使用しますので、
勉強になりますよー。
※尚、効果効能に関して私はあくまで専門家ではありません。
効果効能を保障するものではありませんので悪しからず。
・カルダモン=「スパイスの女王」と呼ばれる清涼感のあるスパイシーな香りと苦味が特徴です。
果実の大きさは1から2cm程度で中に鞘の中に小さな種子が10個ほど入っています。
乾燥して流通され、主な産地はインド、グァテマラです。
効果・効能…消化促進、抗炎症作用、口臭予防、呼吸器官の不調改善、リラックス効果、発汗作用
・コリアンダー=日本ではお馴染みの「パクチー」の英名です。この独特の爽やかで強烈な香りは好みが分かれる所。
種子と葉で用途や香味が異なり、ここではコリアンダーシードのことです。スパイシーで柑橘系を思わせる香りがします。
効果・効能…消化促進、駆風作用、抗菌作用、鎮静作用
※妊娠中の方は使用を避けましょう。
・唐辛子=辛味種と甘味種に大きく分かれていて、唐辛子は辛味種の代名詞です。
効果・効能…血行促進、冷え性改善、食欲増進、抗酸化作用、疲労回復、むくみ改善
※食べ過ぎは注意が必要です。
・ブラックペッパー=「King of Spice」の異名を持つ、かつては金や銀と交換されるほど高い価値を持っていた胡椒。主に東南アジアや南米などの熱帯地域のみでしか栽培されていません。
効果・効能…血行促進、消化促進、食欲増進、血行促進、抗酸化作用、リラックス効果、抗菌・防腐効果
・カシアシナモン=シナモンには「セイロンシナモン」と「カシアシナモン」の2種類があります。カシアシナモンは樹皮の皮が付いているものがほとんどで香味も強く強壮的です。カレーやチャイなどのエキゾチックな刺激のある香味がカシアの特徴です。
効果・効能…抗菌作用、月経促進作用、血管拡張作用、鎮痛作用、疲労回復作用、駄風作用など※カシアシナモンの過剰摂取には注意しましょう。肝機能を負担をかける成分クマリンが多く含まれています。1日の摂取量は小さじ1杯弱と言われています。
・オールスパイス=スパイス界のオールランダーであるオールスパイスはミックススパイスの様にイメージしがちですが、実は単体のスパイスなのです。名前の由来は三大スパイスであるクローブ・シナモン・ナツメグの香りを併せ持つことからこの名がついています。
効果・効能…抗菌・殺菌作用、鎮痛作用、抗酸化作用、活性酸素の発生を抑制、免疫力の向上、血行促進、メラニンの生成を抑制、消化促進(胆汁の分泌促進)、呼吸器系の不調、食欲不振、代謝を上げるなどたくさんの効能
・クローブ=エキゾチックでオリエンタル!クレオパトラも愛したスパイス。バニラの様に甘くて濃厚な香りと渋みをおびたスパイシーな香りが特徴です。
効果・効能…抗酸化作用、抗菌作用、鎮痛作用
・スターアニス(八角)=独特の強くて甘い香りをもち、外観は8つの突起をもつ星型をしたスパイスです。杏仁豆腐ではよくシロップに使用されます。
効果・効能…消化促進、ストレス緩和、血行促進
・バニラビーンズ=強く甘い香りが特徴でお菓子作りによく利用されています。一般的にアイスクリームといえばバニラアイスクリームをイメージしてしまいます。
効果・効能…強壮効果やリラックス効果、感染症予防効果
香りのイメージとしては下記のような特徴があります。
基本のクラフトコーラ レシピ
10年前までは500mlのペットボトルで毎日3本くらいはコーラを飲んでいたものですww
今回このレシピを作成するために参考にしたレシピもご紹介します。
■「ハイサイ探偵団【手作り】コーラ作ってみた」
■「特選channel コーラナッツを使って自家製クラフトコーラを作りました craft cola recipe」
■「Foodieの材料を煮るだけ! 手作りクラフトコーラの簡単レシピ」
■「S&Bのクラフトコーラ」
■「ニチレイの【クラフトコーラの作り方】材料を煮るだけ!」
■「NHKのクラフトコーラ発祥人に教わる “クラフトコーラ” レシピ」
■「伊良コーラ」
■「沖縄のクラフトコーラ【美らコーラ】」
■「高知クラフトコーラ sawachina 」
特にクラフトコーラの発祥人と呼ばれる「伊良コーラのコーラ小林さん」の記事は参考になりました。
材料
- カシアシナモン 1本
- カルダモン 3g
- クローブ 3g
- コリアンダー 2g
- スターアニス 1個
- オールスパイス 2g
- ブラックペッパー 1g
- 生姜スライス 2枚
- 黒糖 100g
- 水 200ml
- レモン 1玉
- バニラビーンズ 1/2本
カラメルの分量
- グラニュー糖 100g
- 水 大さじ1
- 仕上げ用水 大さじ2
主な使用器具
- 手鍋
- レードル
- 包丁
- まな板
- すり鉢
- すり棒
- 計り
- 濾し器
- 保存瓶
作り方
鍋にグラニュー糖、水大さじ1を入れ中火にかける。
少しずつ色づいてきます。全体に水がつかってない場合は鍋を揺すってください。
沸騰して泡が大きくなり好みの色合いになったら火から外し、仕上げ用水を入れる。
※一気に入れると跳ねるので気を付けてください。鍋の縁側からゆっくり入れること(もしくは、鍋のサイズにあった網などで跳ねるのを防止する。)
シナモンは手でおる。カルダモン 、クローブ、コリアンダー、スターアニス、オールスパイス 、ブラックペッパーはすり鉢でする。バニラは鞘に縦に切れ目を入れ包丁の背側で種をこそぎ取る。
生姜は皮を洗い、2、3mmの厚さにスライスする。レモンは果汁を絞っておく。
カラメルを作った鍋にレモン汁、バニラ以外の材料を入れ中火で沸騰させる。
沸騰したら火を止め、レモン汁、バニラを入れ仕上げる。
煮沸した容器にザルで越して移し完成。
ご当地感を出すためにはどんな食材がいい?
各地域のご当地クラフトコーラを見ると、
シナモンの代わりに和ハーブである「ヤブニッケイ」を使用したり、
その地方の柑橘系を使用しています。
どのクラフトコーラも特徴を3つに分けて味わいの特徴を出しています。
それは、「スパイス、柑橘、砂糖」の3つです。
おすすめはスパイスなどの薬草関係や柑橘系です。
地域によって特色のある薬草や柑橘はあると思います。
例えば、渡嘉敷島では、
「月桃やヒレザンショウ、シークワーサー、ヤブニッケイ、よもぎ、島唐辛子」などが挙げられます。
沖縄で言うと黒糖を使用するのもいいです。
月桃の種は整腸作用があり、カルダモンに近い味わいがありますし、
ピリッとした山椒に近い味わいのあるヒレザンショウの葉や種は
ブラックペッパーや生姜に近い味わいがあります。
ヤブニッケイは別名”沖縄シナモン”と呼ばれるシナモンに近い香りです。
よもぎはコリアンダーに近い独特の香り、島唐辛子はピリッとツンな香りです。
スパイスや野草などには、他にはカラキ、トウネズミモチの実などを
使用しているクラフトコーラもありました。
いわゆる薬膳系ですね。
こう考えるとスパイスと同じく沼です…ww
今後、スパイス系のコーラレシピは別記事にてあげますのでこうご期待ください。
コーラの名前の由来であるコーラナッツとは
西アフリカ原産のコーラの木からなるコーラナッツは、カフェインが多く含まれています。
原住民は客人をもてなすのにコーラナッツを嗜好品として噛んでいたそうです。
強い渋みと一時的に満腹感が出るとのこと。
元々、コーラで有名なコカコーラの原料として使用されてきましたが、
現在は使用していないとの噂もあります。
なお、コーラナッツはネットやホームセンターなどで販売しているらしいのですが、
原料があまり市場にないため、比較的金額が高いのも理由の一つでしょう。
まとめ
コーラは奥深い全世界で人気の飲み物です。
今回クラフトコーラを作りましたが、
やはり本家のコカコーラの味は唯一無二‼︎
もちろんクラフトコーラはスパイス感が強く、香りが特徴というのはあります。
その意味でもコーラって面白い!
このコーラを広めたコカコーラには尊敬の念を込めて
こー言いたい!
「コォーラー!!う、うますぎるやろぉー」
それでは。また
※追伸、クラフトシリーズはまだまだ続きますのでお楽しみに♪
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